■病院のトレーナーとして
医師の診察後、理学療法士がどういう動きが良いのか、動きに制限があるのか等、機能的な評価をし、運動メニューを立てます。その運動メニューをトレーナーが患者さまに教えるのですが、ただ教えるだけではなく、患者さまの動作の中で気になる点を理学療法士にフィードバックし、理学療法士とトレーナーの両方の視点で患者さまを見ていきます。
最初は大学で学んだ事と実際の仕事のギャップが凄くあって驚きました。教科書で学んだことがそのまま使えるかというと、そうではなくて。患者さまの状態は一人ひとり違いますから、どう見ればいいのか、動作の確認の仕方や運動の教え方も違ってきます。動きを言葉で伝えることはとても大変でした。以前、膝の疾患を持った患者さまがスクワットで膝の痛みを訴えました。僕が見たところでは何も問題がないように思えたので先輩に相談すると、先輩は患部の膝だけではなく足首や股関節も見ていました。アドバイスをもらった箇所をストレッチしてみると患者さまが「楽になった!」とおっしゃって、さすが先輩だなと思いました。経験豊富な先輩が多くとても頼りになります。
患者さまは痛みや違和感があって来院されています。運動のやり方でも、動作のコツでも、それは何でもいいんですが、僕の運動指導で何か一つ掴んで帰っていただけると嬉しいです。少しでも笑顔になって帰っていただく。そういう積み重ねを大事にしています。

■院外での活動について
4年目に入り院外での活動も始めました。騎手のコンディショニング活動です。騎手は股関節のはまり込みやつまりがあると騎乗姿勢に影響を及ぼしてしまいます。そこで、しゃがみこみの動作や股関節の動きを確認し、つまりや違和感を取り除いていくことをベースに、筋肉を柔らかくしたり、関節を動かしやすくしています。騎乗してもらって、整えて。体の変化を感じてもらい感想を聞きながらまた行う、というのを繰り返します。反応が出てきたり、「調子が良いです」といった騎手の方からの言葉が自分の自信につながっています。
ただ、院外の活動でここまでコンディショニングが出来るようになったのも、日々院内でやってきたからこそだと思います。院内と院外の活動ではアプローチの仕方は違いますが、体を見るという点では同じです。例えばストレッチも姿勢によって伸び方が違うので患者さまがしっかり理解して出来ているか、もし出来ていないようなら何が原因なのかがわからないといけません。日々の業務でもちょっとした動きをしっかり見極められるようにしています。普段クリニックでそこを意識して仕事をしているからこそ、院外の活動でも結果が出せるようになったんだと思います。

 

■船橋整形外科病院のトレーナーで良かったと思うこと
患者さまの経過を追っていけるので日に日に良くなっていく様子を見たり、山登りがすんなり行けた、買い物が楽になった、といった話を聞いたりするととても嬉しいです。トレーナーとして貢献できたなって。笑顔で帰っていく患者さまをみると本当に良かったなって思います。また、ここは療法士が近くにいますので患者さまの状態や気になる点があればすぐに相談出来ますし、療法士からの要望も聞く事が出来ます。指導の際に注意しなくてはならない点や、こんな運動をこういうやり方でやってほしい、といったことです。療法士とトレーナーのアプローチの考え方は少し違いますのですごく勉強になります。
日々の業務の中でも、痛みがまだ強く可動域が制限されトレーニングが行いにくい患者さまへのアプローチ法や評価の仕方など、もっと突き詰めて学んでいきたいです。

 

※所属や仕事内容は取材当時のものです

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