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研究会報告

第10回日本肩関節理学療法研究会

第10回日本肩関節理学療法研究会は、会場を東京のよみうりホールに移し、「肩関節理学療法のアップデイト」をメインテーマに開催を致しました。
過去最多の752名の方々が全国各地よりご参加いただき、大変盛況でありました。
記念研究会にふさわしい肩関節外科分野でのパイオニア・レジェンドの先生方をお迎えし、楽しくそしてとても意義深い研究会となりました。講師の皆様ならびに参加していただきました方々に感謝いたします。

2015年6月13日(土)1日目

特別講演1

信原病院院長の信原克哉先生より「肩 その機能と臨床」についてご講演頂きました。併設されるバイオメカニクス研究所で得られた詳細なデータを元に、投球動作を中心とした肩のバイオメカニクス、及びその破綻により起こるスポーツ障害と様々な病態についてご教授頂きました。
講演終わりにあたり信原先生より、理学療法士の強みは詳細な評価ができる技術であり、病態の把握・推移には理学療法士から得られた情報が不可欠であると、温かいメッセージをいただきました。

特別講演2

特別講演2では信原病院の立花孝先生に「インピンジメントを回避して関節包をストレッチする方法」をご講演いただきました。肩峰下でインピンジメントによる疼痛の出ない解剖頚軸回旋について運動学的、解剖学的に紹介していただきました。治療方法につきましては、動画を用いながら紹介して頂き、明日からの患者へ還元できる内容でありました。最後には舞台上にて、解剖頚軸回旋を実演していただき、受講者は技術を学ぼうと必死に見ておりました。


招待講演

招待講演では当研究会初の海外講師としてAnn Cools先生をお招きし、「Scapular dyskinesis」をご講演頂きました。先生からはオーバーヘッドスポーツ選手における肩甲骨のリハビリテーションを中心にお話をして頂きました。肩関節に対するリハビリテーションをアルゴリズム化し、問題点を軟部組織の柔軟性由来、筋のパフォーマンス低下由来に分類することでリハビリが進めやすいことを教えて頂きました。今まで考えたことがないことであったので、すごく勉強になりました。

Ann Cools先生

特別講演3

特別講演3では昭和大学藤が丘リハビリテーション病院スポーツ整形外科教授の筒井廣明先生に「投球障害肩 こう診てこう治せ 〜医師編〜」をご講演頂きました。投球動作は全身動作であり、身体各部位から影響を受けやすく、肩関節だけでなく肩甲骨・体幹機能にも目を向ける必要があるとお話しを頂きました。病態を探すだけでなく、病態が生じたストーリーをイメージしつつ理学所見を取り、徒手的な介入により症状の変化を感じる重要性など、非常に臨床的な話を丁寧に教えて頂きました。


2015年6月14日(日)2日目

特別講演4

特別公演4では、セラ・ラボ代表である山口光國先生に「投球障害肩 こう診て こう治せ〜理学療法士編〜」をご講演頂きました。クライアントの現象、メッセージをありのまま感じ受け止める重要性、セラピストとしてクライアントとどう関わり何をしてあげられるのか、関節力学など多角的観点からクライアントと関わる方法をご講演頂きました。


教育講演研修

教育研修 エコーの診かたと走査法

教育研修では金澤亮様(日本シグマックス株式会社)、松崎正史様(ソニックジャパン株式会社)に『エコーの診かたと走査法』をご講演頂きました。エコーによる超音波画像がどのようにできているのか、また基礎的な骨や筋の診かたなどをご講演頂きました。実際にデモンストレーションも行っていただき、プローブの当て方やプローブを当てた位置からどのような組織を診ているのか教えていただきました。リハビリテーションの現場において、治療の幅が広がる可能性を感じました。

教育講演

教育講演では、中部学院大学の林典雄先生に『肩関節における超音波所見と運動療法との接点』をご講演頂きました。肩関節拘縮に対する超音波エコー評価を中心に、伸張障害、滑走障害に対するエコー評価の実際を紹介して頂きました。また、その中でもエラストグラフィーを用いた筋や軟部組織の組織弾性を評価する能力は、理学療法にとって有用なツールであるとご講演して頂きました。



準備スタッフ集合写真。
今回は甲南女子大学の学生さんにもご協力頂き無事に盛会となりました。
皆様ご協力頂きありがとうございました。

運営スタッフの皆さん

運営スタッフの皆さん

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