
当院は整形外科単科の病院です。手術件数が年間3000件以上で月曜日から金曜日まで毎日10件以上(多い日は20件)の手術を行なっています。整形外科手術が人に及ぼす影響を鑑みた周術期看護としての援助は勿論ですが、退院後の患者さんの生活を考慮した支援を行なっています。
整形外科領域の看護に卓越した看護師が大勢いる病院です。患者さんは人工関節手術を受けられる高齢の方からスポーツ整形を受診される小・中学生や高校生、スポーツ選手と性別、年齢、職業など多様な方々です。看護の理念である「患者さんの満足と安心」は患者さん個人々をよく知るところから始まります。しかし当院は平均在院日数が7日程度であり、これは他の病院と比較して圧倒的に短いものです。患者さんと互いを知り合うには時間が足りません。そこで一期一会の精神で関わらせて頂いております。時間の問題ではなく、その人にとって必要な看護を早く見定め、最良の看護を提供できるよう努めております。
診断、手術、リハビリともに優れた「技」を持ち、人間的にも魅力的な医師も大勢いる病院でもあります。また、理学療法士はじめリハビリスタッフも優秀な人材が豊富に揃っていることも在院日数の短縮を可能にしています。 病院の職業人育成のスローガンは「良く働き、よく学び、そして遊べ」です。一方では個人の人生観・仕事・楽しみをバランスを持って尊重する病院でもあります。働きやすい職場風土をみんなで作り上げています。患者さん、地域の方々に信頼される病院として、看護師はもとより職員一同それぞれ努力しております。
患者さんの満足と安心

外来診療は診察室9室において午前・午後、看護師17名・クラーク9名で診察介助・処置を行っています。専門性の高い診療を求めて訪れる多くの患者さん・また近隣の親しみのある患者さん方に対して明るく・丁寧な対応を心掛け、努力しています。診療補助業務としては処置・ブロック等の介助、自己血採血・生物学製剤治療、外来手術・入院に関する説明等多岐にわたり、やりがいのある整形外科外来です。
子育て中の職員も安心して働ける職場として皆で協力し合っております。
『患者さんの不安や悩みに応えられるよう・満足していただけるよう、日々頑張っています。』


西病棟は、看護師22名・看護助手4名の明るく元気な病棟です。
整形外科専門病院ですので患者さんのリハビリに対しては、優しい笑顔を忘れずにリハビリ指導を厳しく?!する姿勢は素晴しいです。、リハビリスタッフとの連携を図り、効果を上げています。
手術件数や入退院が多くても、スタッフ全員の協力で残業がほとんどありません。また、病院のモットーでもある、『よく働き・よく学び・そして遊べ』を実践し、プライベートも学術・研修・勉強会も頑張っています。そんな西病棟は『協力』『思いやり』を忘れずに、患者さんが笑顔で満足して退院できる事を願う団結力のある病棟です。

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東病棟は看護師24名、看護助手4名で20歳〜30歳代中心のパワフルな病棟です。
スポーツ障害から関節疾患、脊椎疾患、外傷など年齢層も幅広い患者さんが入院しています。安全に手術が受けられるよう、そして手術後のリハビリがスムーズにすすめられるよう他職種と情報を共有し、治療、看護を行っています。26種類のクリニカルパスをもとに早期離床、不安なく退院できるよう生活を見据えた支援を行っています。思いやりといたわりのある看護を提供できるよう、日々努力しています。
またワークライフバランスを考慮した支援を行っています。現在2名の妊婦が働いています。ブランクのある看護師に対してもプリセプターによる教育体制のもと丁寧に指導しています。 チームワークが良く笑顔と活力のある明るい病棟です。

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※患者さんの承諾を得て掲載しています。

手術室は4部屋あります。今年から5部屋になります。2010年度は3123件の手術を行いました。
手術室の勤務は(月)〜(金)のウィークデイのみ、完全週休2日制でオンコール体制はありません。
変形労働時間制を取り入れ、残業時間の削減に取り組んでいます。
日本各地からはもちろん、海外からも手術見学者が多く来院します。
私たち手術室看護師は、日本をリードする最先端手術を、安全かつスピーディに行うために、毎日の努力を重ね成果を挙げております。
医師とのコミュニケーションは良好で、手術室未経験者でも、プリセプターがフォローしますので、安心して業務に取り組めます。


パート勤務のスタッフも含めると10人で手術器械の準備を行なっています。私たちは全員当船橋整形外科病院の職員です。外部委託ではありません。手術には大工さんの工具に似た大掛かりなものから繊細な小さなものまで多種多様な器械が使われます。機械類が破損していないか、滅菌は確実かなど神経を使う仕事です。患者さんの手術がより良く達成されるように丁寧に仕事に取り組んでいます。
●委員会活動

船橋整形外科病院クリニカルパス委員会の活動内容と今後の課題(PDF:245KB)
当院のクリニカルパス委員会は、2003年に発足し2010年現在26種類のパスを運用しています。病床数の割合にOP件数が多い状況の中、パスの活用は在院日数の短縮化に貢献しています。
医師・看護師・コメディカルで構成されたパス委員会を月1回行い、使用しているパスの妥当性の検証を行いながら年末の病院勉強会で報告なども行い、日々改良しています。

当院には現在、ICDもICNもいませんがリンクナースが中心となり各部署から選出された感染委員が積極的に活動を行なっています。感染委員会を毎月開催し、感染に関する状況把握と情報共有に努めています。また、毎月の院内ラウンド、隔月発行の感染通信、年2回の全職員参加の勉強会など感染に関する教育活動も行なっています。昨年は全職員が正しい手指衛生が実施できるように活動しました。

看護記録委員会は、2009年4月に発足、当初は看護記録規定の作成、記録基準の作成を目標にし、カルテにまとめられる記録物全般の問題点を精査することから始めました。 看護記録用紙とクリニカルパス(看護師用)の記録やチェック項目の重複等の改善から当院の記録用語集検討・作成などを行ってきました。
2010年度からは、看護必要度委員も参加し患者さんが受けられるべき看護の必要量を評価し、更に、必要度に沿った記録がされているかも検討しながら活動しています。 今後の目標は、今までの活動の継続と看護記録内容の充実を図る事を目標に頑張っています。


当院における人工関節全置換術の自己血貯血・同種血輸血の現状(PDF:124KB)
当院では2005年輸血療法委員会が発足しました。患者の負担軽減の為、自己血輸血を必要最小限にする事に主眼を置き、自己血輸血基準の作成や輸血全般について様々な活動を行っています。
それにより、手術件数は年々増加しているが自己血貯血は減少しています。

現場に即した危険予知トレーニング(KYT)の一方法(PDF:682KB)
リスク委員会は、組織だった医療事故防止を確立し、各セクション・各個人が事故防止の必要性・重要性を的確に理解し行動することにより「求められる医療」を展開することを目的とし組織横断的に活動しています。
事故防止活動にはインシデント発生時の報告を義務づけ、分析・評価を行っています。
また、KYT(危険予知トレーニング)の勉強会や、年に1回、当院のACLS(Advanced Cardiovascular Life Support)インストラクターによるAED・CPRの講習を行っています。
看護部では、SHELLモデルによる分析を行い患者さんの安全を確保するために努めています。
看護部教育・学術ではクリニカルラダーシステムを導入し、スタッフのスキルに合った研修計画を立案し、整形外科エキスパートナースの育成に取り組んでいます。
また看護部全スタッフを診療部のセンター別にチーム構成し、整形外科周術期看護別マニュアルの作成など整形外科としてより専門性の高い看護を目指しています。学術に関しては、院内発表は勿論、院外の学会にも多数の演題を発表しています。

| 年 | No. | 学会名 | タイトル | 演者 |
|---|---|---|---|---|
| 2005 | 1 | 第55回東日本災害整形外科学会 | 高齢者における人工関節置換術後せん妄について | 三本松啓子 |
| 2005 | 2 | 第55回東日本災害整形外科学会 | 鏡視下肩腱板修復術における術後疼痛管理の検討 | 小濱真弓 |
| 2005 | 3 | 第32回日本股関節学術集会 | 前方進入法によるTHA患者のADL及び看護の変化 | 山口典子 |
| 2006 | 1 | 第56回東日本災害整形外科学会 | ニーテャム混乱・錯乱状態スケールによる術後せん妄についての検討 | 小山智子 |
| 2006 | 2 | 第2回肩機能研究会 | 鏡視下肩腱板修復術後疼痛管理の検討〜PCAを導入して〜 | 小形松子 |
| 2006 | 3 | 第33回日本人工股関節学術集会 | 前方アプローチを用いた人工股関節全置換術を受けた患者の退院後の状況ー前方アプローチと側方アプローチの比較ー | 今井ちあき |
| 2007 | 1 | 第57回東日本災害整形外科学会 | TKAにおいて術前貯血は必要か | 草野幸江 |
| 2007 | 2 | 第34回日本人工股関節学術集会 | 人工股関節置換術術後患者の術前自己血貯血の必要性について | 高畠昌子 |
| 2007 | 3 | 第34回日本人工股関節学術集会 | 前方進入法人工股関節置換術術後患者の周術期看護について | 山下直人 |
| 2007 | 4 | 第34回日本人工股関節学術集会 | 当院における人工股関節全置換術後疼痛管理について | 伊藤和美 |
| 2008 | 1 | 沖縄豊見城中央病院 講演 | 船橋整形外科における術後せん妄について | 小形松子 |
| 2008 | 2 | 沖縄豊見城中央病院 講演 | 片側TKAにおいて術前貯血は必要か | 草野幸江 |
| 2008 | 3 | 第58回東日本災害整形外科学会 | 人工膝関節術後患者の出血対策の検証 | 小形松子 |
| 2008 | 4 | 第58回東日本災害整形外科学会 | 片側TKAにおいる貯血基準の検討 | 草野幸江 |
| 2008 | 5 | 第58回東日本災害整形外科学会 | 人工膝関節術後せん妄について | 高畠昌子 |
| 2008 | 6 | 第35回日本人工股関節学術集会 | 当院における前方進入法人工股関節置換術のクリニカルパスに対する患者の満足度調査 | 山下直人 |
| 2008 | 7 | 第35回日本人工股関節学術集会 | 前方進入法による両側同時置換術後の周術期看護について | 笹森正子 |
| 2008 | 8 | 第35回日本人工股関節学術集会 | 仰臥位THAにおける器械台配置の工夫 | 伊藤和美 |
| 2009 | 1 | 第回日本臨床整形外科学会 | 整形外科における周術期看護について | 小形松子 |
| 2009 | 2 | 第22回臨床整形外科学会 | 整形外科における危機管理 | 栗原広子 |
| 2009 | 3 | 第22回臨床整形外科学会 | 術後出血に対する危機管理について〜当院における人工膝関節置換術後出血対策〜 | 小形松子 |
| 2009 | 4 | 第22回臨床整形外科学会 | 当院におけるSSIの分析について | 持原美穂 |
| 2009 | 5 | 第22回臨床整形外科学会 | 急性期から回復期を担う老人保健施設 | 塩原貴子 |
| 2009 | 6 | 第59回東日本災害整形外科学会 | 椎間板摘出術・開窓術後の安静時間の短縮を図って | 草野幸江 |
| 2009 | 7 | 第59回東日本災害整形外科学会 | 両側同時人工膝関節置換術の周術期看護について | 高畠昌子 |
| 2009 | 8 | 第59回東日本災害整形外科学会 | 脊椎固定術における術野の汚染度の検討 | 持原美穂 |
| 2009 | 9 | 第6回日本肩機能研究会 | 肩腱板修復術疼痛管理について | 小形松子 |
| 2009 | 10 | 第36回日本股関節学術集会 | 片側THA術後患者にドレーンは必要か | 笹森正子 |
| 2009 | 11 | 第36回日本股関節学術集会 | 片側THA術後患者の退院調査 | 宇山治子 |
| 2010 | 1 | 第23回日本臨床整形外科学会 | 外来ブロック療法における 現状報告 | 松浦珠美 |
| 2010 | 2 | 第23回日本臨床整形外科学会 | 2009年クレーム報告の分析 | 栗原広子 |
| 2010 | 3 | 第60回東日本災害整形外科学会 | 体重80kg以上の患者に対する抗菌薬2倍量投与の副作用の調査 | 佐藤慶一 |
| 2010 | 4 | 第37回日本股関節学術集会 | 脱臼を繰り返す患者への看護介入の実際 | 宇山治子 |
| 2010 | 5 | 第37回日本股関節学術集会 | 人工関節全置換術の術前計画と使用インプラントサイズの差異の検討 | 伊藤和美 |
| 2010 | 6 | 第7回日本肩機能研究会 | 鏡視下肩腱板修復術の在院日数の短縮は可能か | 笹森昌子 |
| 2010 | 7 | 第24回日本自己血輸血学会 | 当院における人工全置換術後の自己血貯血の現状 | 三本松啓子 |
| 2010 | 8 | 第24回日本自己血輸血学会 | 当院での両側・片側TKA自己血貯血の推移 | 角真恵 |
| 2010 | 9 | 第29回看護研究学会 | 人工股関節置換術後患者の満足度調査 | 笹森昌子 |
| 2010 | 10 | 第29回看護研究学会 | 人工膝関節置換術患者の術後せん妄について | 小形松子 |
| 2010 | 11 | 第29回看護研究学会 | 現場に即した危険予知トレーニング(KYT)の一方法 | 松本雅代 |
| 2010 | 12 | 第26回日本環境感染学会 | 周術期予防的抗菌薬2倍量投与の副作用の調査 | 佐藤慶一 |
| 2010 | 13 | 平成22年度JCOA研修会 | 当院におけるSSI発生について | 持原美穂 |





