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脂肪組織には幹細胞と呼ばれる細胞が含まれています。これを脂肪由来幹細胞といいます。脂肪由来幹細胞は、自分自身のコピーを作ることができたり、骨や軟骨、筋細胞、血管新生に関わる細胞などになることができる細胞です。 関節内に投与された幹細胞は、軟骨に分化する能力を持つだけでなく、周囲の細胞や組織に作用して 、関節の炎症を抑え、組織修復や軟骨の再生を促すことが期待できます。この作用により関節症の進行を食い止め、進行を遅らせる効果があると考えられています。
対象疾患:変形性関節症(膝、肩、股関節など)
- 変形性膝関節
- 変形性肩関節症
- 変形性足関節症
- 変形性股関節症など
症状や画像検査などの結果から、この治療法の適応かどうかを判断します。
適応の場合、脂肪採取の日程を決めます。
(同日の脂肪採取は不可です)
局所麻酔を行い、お腹などから少量の 皮下脂肪(脂肪組織、約20mL)を、カニューレと呼ばれる細い管を使って吸引して採り出します。当クリニックが吸引した皮下脂肪(細胞)は、製造委託先へ送られ、約6週間の細胞培養期間を経て当クリニックへ戻ってきます。採取当日は、歩いてご帰宅が可能です。
約6週間ほど培養した自家ASCを、患部の関節腔内へ投与します。
治療後は経過観察のため、1か月後、3か月後、6か月後にご来院ください。
当クリニックは、完全予約制となっております。初診の方は予約電話受付047-322-3120へお電話ください。
また、当クリニックで提供する各種治療は公的保険の対象ではありませんので、全て保険適用外診療(自由診療)となっております。
ご不明な点や、手続き、面会に関するお問い合わせは、よくあるご質問をご参照の上、専用フォームよりお問い合わせください。